お茶を出す順番も決まっています。
ビジネスにおいて会議室内や移動用の車内における席次や席順は、目上の人や年長者に対する敬意と来客者に対するおもてなしの心により決められます。
目上の人やお客様にはできるだけ良い席に着席して頂きますが、その部屋において最も良い席を上座(かみざ)と言います。
目上の人というのは一般的には役職が上の人をさしますが、同じ地位の場合には年齢が上の人が上座となり、婦人同伴の場合は婦人は夫の席次に準じます。
ただし、会議室といってもロの字、コの字、教室型、島型など様々なレイアウトがあります。
基本的に会議室での席次・席順の基本的なビジネスマナーは、まず議長席が中心になり、議長席に近い方がより上座で、部屋の入り口から遠い方が上座となります。
部屋の入り口から議長席に向かっていくほど上座となり、入り口に一番近い席が一番の下座となります。
来客者をもてなす応接室での席順の基本的なビジネスマナーも、部屋の入り口から遠い方が上座となり、長いテーブルに片側3名以上で席につく場合は中央が上座となります。
ただしその部屋に大きな窓があり、美しい景観や眺望が臨める場合には入口側であっても景色が見える方が上座となる場合もあります。
これはホテルなどで庭園を望む席での接客の場合によく適用されることです。
あとは会議室と同じように、入り口から最も遠い席が上座となります。
二人掛けのソファーと一人掛けのソファーがある場合には二人掛けのソファーが上座になり、お茶を出す順序も席次の順番に従って上座から順にお茶を出すことになります。