自動車の車内での席次、席順の基本
タクシーや運転手付きの乗用車では運転席の後ろが上座となり、後部座席に3名で座る時は真中が最も下座になります。
しかしタクシーの場合上座の席は入り口から最も遠いため、乗り降りしづらいということにもなってしまいます。
後部に3名座るような場合には本人の意向を確認して、上座にこだわらない柔軟さがあればより丁寧であるといえるでしょう。
メンバーのうちの誰かが運転する場合は助手席が上座で、後部座席に3名で座る時は真中が最も下座となります。
これが大原則なのですが、トータル3名で乗車するような場合には、後部は1名でゆったり座れることになるため後部が上座という考え方もあります。
乗車時にどこに座りたいかを目上の方に尋ねるようにするとなおよいでしょう。
自動車だけでなく、新幹線や列車の車内での席次・席順もあります。
窓側と通路側では景色の見やすい窓側が上座となり次いで通路側、3人席では真中の席が下座となります。
ボックス席では進行方向を向いている側が上座で、背を向ける側が下座です。
車内全体では出入り口から遠い位置が上座となります。
しかしあくまでも原則で、この原則を踏まえた上で同行者の体調やトイレ頻度、陽射しの強さや携帯電話の使用頻度などを気づかって相手の意向を聞くのが望ましい場合もあります。